環境マーク
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環境汚染防止(土壌、水質、大気)
事業所環境負荷低減の取組み

緑 汚染防止に徹底した対応策を施し、
情報公開を行ないます。

水質、大気、土壌(地下水)など事業所や工場周辺地域における環境汚染を未然に防止するため、モニタリング調査や設備の維持管理に努めています。
  排水処理設備監視室(本社事業所)
排水処理設備監視室(本社事業所)

 

水質・大気環境汚染
工場排水や大気放出物質について、環境庁制定の環境基準を参考に自主基準を定め、定期的な測定及び環境保全設備の維持管理により汚染防止に努めています。自主基準を超えた場合は、即刻原因究明と同時に対策を練り、基準数値以下に押さえます。
排水処理設備(本社事業所)
排水処理設備(本社事業所)

排水測定実績(1998年度 本社事業所の例) 単位=mg/l
◆項目 ◆法規制値 ◆自主基準値 ◆測定値(MAX)
PH
5.0-9.000
5.8-8.6000
7.7000
BOD
600.000
150.0000
31.0000
COD
-.000
150.0000
36.9000
SS
600.000
20.0000
7.0000
n-ヘキ
5.000
2.5000
1.1000
フェノール
5.000
3.0000
< 0.5000
Cu
2.000
1.0000
0.0500
Zn
3.000
1.5000
0.0400
Fe
10.000
5.0000
0.0300
Mn
10.000
5.0000
0.0200
T-Cr
1.000
0.8000
< 0.0200
F
15.000
5.0000
1.0000
大腸菌
-.000
1500.0000
110.0000
Cd
0.050
0.0100
< 0.0050
CN
0.500
0.1000
< 0.1000
Pb
0.100
0.0100
< 0.0100
Cr+6
0.300
0.0500
< 0.0400
As
0.100
0.0500
0.0160
T-Hg
0.003
0.0015
< 0.0005
トリクロロエチレン
0.300
0.1500
< 0.0010
テトラクロロエチレン
0.100
0.0500
< 0.0010
ジクロロメタン
0.200
0.1000
< 0.0020
四塩化炭素
0.020
0.0100
< 0.0010
1,2-ジクロロエタン
0.040
0.0200
< 0.0004
1,1-ジクロロエチレン
0.200
0.1000
< 0.0020
シス-1,2-ジクロロエチレン
0.400
0.2000
< 0.0040
1,1,1-トリクロロエタン
3.000
1.5000
< 0.0010
1,1,2-トリクロロエタン
0.060
0.0300
< 0.0006
1,3-ジクロロプロペン
0.020
-.0000
< 0.0020
ベンゼン
0.100
0.0500
< 0.0010
セレン
0.100
0.0500
< 0.0100
Ni
-.000
1.5000
< 0.0500
スズ
-.000
0.5000
< 0.1000

ボイラー測定の実績(1998年度 本社事業所の例)
◆項目 ◆法規制値 ◆自主基準値 ◆測定値(MAX)
窒素酸化物
250.0000
0125.0000
98.000
硫黄酸化物
14.5000
1.0000
0.200
ばいじん
0.3000
0.0030
0.013


塩素系有機溶剤による地下水汚染とその浄化
当社は、従来から監督官庁の行政指導や法令の動向に合わせて環境対策を行ない、法令を遵守してきました。1997年3月に地下水の環境基準が制定されたことを受け、1998年4月から7月にかけて当社が実施した地下水汚染状況調査の結果、4事業所(本社事業所、松島事業所、岡谷事業所、塩尻事業所)にて環境基準を上回ることが判明しま した。
当社では、今回の調査結果を厳粛に受けとめ、環境基準を超過する事業所の改善措置を迅速に行ないます。そのために、これまでも実施してきた改善措置を強化するとともに、浄化をより確実・迅速に進めるために汚染状況の詳細調査とその汚染地域の状況に最適な浄化方式を選定し、各事業所で採用していきます。
これまでに実施してきた浄化対策方式は

(1) 揚水曝気方式(汚染地下水を汲み上げ、有害物を活性炭などにより除去・無害化する方法)
(2)
土壌ガス吸引方式(地中の有害物を真空ポンプで吸引、活性炭などで除去・無害化する方法)
(3)
土壌掘削方式(汚染土壌を掘削し、土壌を加熱、有害物を揮発、活性炭吸着などで、除去・無害化する方法)

ですが、この方式を強化するとともに

(4)
地中に空気を吹き込みながらガス吸引をする方法などの浄化加速方式の組合せ(エアスパージング+真空抽出法)
(5)
有害物を酸化あるいは還元により分解する新方式

なども検討していきます。これまでの改善対策の強化および新たな対応策を実施することで、2000年度を目標に地下水の浄化を進める予定です。

地下水調査結果(1998年4月〜7月) 単位=mg/l
◆事業所名 ◆トリクロロエチレン
(基準値 0.03)
◆テトラクロロエチレン
(基準値 0.01)
◆1,1,1-トリクロロエタン
(基準値 1)
01.本社 0.004〜0.061 基準値以下 基準値以下
02.松島 1.2〜1.6 基準値以下 未検査
03.岡谷(注) 0.065 基準値以下 基準値以下
04.塩尻 0.08〜0.69 不検出 不検出
05.諏訪南 不検出 不検出 不検出
06.村井 不検出 不検出 不検出
07.高木 不検出 不検出 不検出
08.伊那 不検出 不検出 不検出
10.富士見 不検出 不検出 不検出
11.広丘 基準値以下 不検出 不検出
12.豊科 不検出 不検出 不検出
13.松本 不検出 不検出 不検出
14.松塩 不検出 不検出 不検出
16.島内 不検出 不検出 不検出
17.梓橋 不検出 不検出 不検出
19.日野 不検出 不検出 不検出
20.東北エプソン 不検出 不検出 不検出
  • 「不検出」とは、長野県で定めている「検出限界以下」をいう。
    検出限界・・・トリクロロエチレン=0.0002mg/l、
    検出限界・・・テトラクロロエチレン=0.0005mg/l、
    検出限界・・・1,1,1-トリクロロエタン=0.0005mg/l、
  • 本社事業所はシス1,2-ジクロロエチレンを0.47mg/l検出した。
    (地下水環境基準:0.04mg/l)
  • 注:岡谷事業所=旧岡谷プレシジョン株式会社

環境活動についてのご意見・ご質問などがございましたら、下記までお問い合わせください。
セイコーエプソン株式会社 地球環境室  E-mail
eco@exc.epson.co.jp


 
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