規模や業種(メーカー、販売会社など)による相違はあるものの、すべての組織は環境に何らかの影響を与えています。そこで、環境影響の改善にはすべての組織、組織内部の全部門・全社員の取組みが必要です。 また、この取組みを継続的かつ効率的に成果に結びつける手段としてPDCAサイクルを基本としたシステムの運用が有効です。当社は、これらの考え方から全推進組織を束ねたグループ全体の環境管理システム(SEG-EMS)を構築・運用するとともに、これをベースに全推進組織で個別に最適な環境管理システムを構築・運用します。 セイコーエプソングループの環境管理システム 環境管理システムについての考え方 SEG-EMSと推進組織の環境管理システムは、関連し合った構造になっています。まず、SEG-EMSにより本社が全体の計画となる環境総合施策(P)を策定し、この施策を各推進組織で分担します。 各推進組織は、これに独自の計画(p)を加え、各自のシステムにのせて運用(d)、実績把握(c)、見直し(a)を行ないます。 一方、SEG-EMSで本社が各推進組織の実績を集計して全体を把握(C)し、見直し(A)を行なった後、新たな計画(P')を策定します。 さらに、各推進組織で行なう内部監査に加え、SEG-EMSによる推進組織への全社共通監査も行ない、見直し(A)に結びつけます。 ISO14001認証取得推進 システム構築への取組み開始は社会的にも早く、イギリスの現地法人(ETL)でBS7750(ISO14001の前身)によって1995年11月に認証取得第一号を実現しています。 その後、事業部および主要関連会社(東北エプソン、岡谷プレシジョン)の認証取得を順次進めました。 さらに製造系関係会社は1999年度末までに、非製造系関係会社は2000年度末までを目標に取得活動を推進しています。 ISO14001審査 ISO14001認証取得実績・目標 ◆目標 ◆実績 ◆備考 製造系 非製造系 国内 海外 国内 海外 1995年度 - 0 1 0 0 BS7750にて取得 1996年度 - 2 1 0 0 ISO14001 規格制定:9月 1997年度 全事業部+主要製造関係会社2社(12組織) 11 1 0 0 1998年度 - 2 8 *2 0 *本社、エプソン販売 1999年度 製造系全推進組織(29組織) - - - - 2000年度 販売系全推進組織(32組織) - - - -
環境管理システムについての考え方
ISO14001認証取得推進