環境マーク
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環境調和型の商品開発
商品環境負荷低減の取組み

緑 もっともっと省エネを、まだまだ省資源を、
できることからはじめます。

当社は、ウォッチという省資源で有用な価値を生む商品のメーカーとして出発しました。設立当初より、「省の技術」をコア・テクノロジーとした事業展開を進めてきました。例えば、情報化社会における印刷装置と表示装置の重要性にいち早く着目し、従来は大型のものしかなかったプリンタを手のひらサイズに小型化したり、CRTやLEDよりもはるかに消費電力の少ない液晶表示体を商品化しました。 近年は、環境意識の高まりと共に、一段と環境負荷を低減した商品の開発を加速させています。環境配慮の最優先項目として省エネを掲げ、主力商品の省エネ率を2000年度に50%以上向上(1997年度比)することをめざして商品開発を続けています。また、環境への負荷を低減した環境調和型の商品開発を進めるべく製品アセスメントを全事業部で導入し、更にLCA(Life Cycle Assessment)の本格的導入を目指して研究活動に取組んでいます。

LCA:原材料調達から設計、製造、使用、リサイクル、最終的な廃棄処分に至るまで、製品が使用する資源やエネルギーと、排出する環境負荷を評価する手法。


省エネ型商品の開発
各商品ごとの特徴を考慮して省エネ目標を定め、商品開発をしています。例えばプリンタの消費電力は商品ライフサイクルのなかでユーザーの使用時が圧倒的に多いので、待機電力を含めた実使用時の消費電力を低減しています。 また、パソコンは消費電力の多いCRTを液晶の表示装置にするとともに、さらに電源の改良も加え、消費電力を大幅に削減した「パネルトップPC」を商品化しました。この商品は「パネルトップPC」市場の先駈け商品になりました。半導体・液晶表示体・水晶デバイスなど電子デバイス分野では、「エナジーセービング」を合い言葉に低消費電力で機能する商品の開発を進めています。

各商品の消費電力指数値
パネルトップPC
パネルトップPC


製品アセスメントの実施
環境調和型の商品開発には設計段階の取組みが重要です。製品アセスメントを実施し、減量化・再資源化・分離分解分別の容易化・省エネ化などの観点から、梱包・包装も含めて改善活動をしています。当社の製品アセスメントでは設計者自身が容易に取組めるよう、なるべく平易でありながら高い精度が得られる評価方法を採用しています。
プリンタ/スキャナを製造している情報画像事業本部では、1998年度は全新製品約30機種について実施しました。
梱包緩衝材
梱包緩衝材パルプモールド

1.小型・軽量化
2.分離・分解性 処分の容易化、リサイクル可能な部品の取り出し容易化
3.分別の容易化 プラスチック部品等への材質名を表示
4.エコ・マテリアルの使用
  リサイクルできる材料の使用 / リサイクルされた材料の使用
5.環境負荷化学物質の代替化
6.商品包装の改善
7.商品使用時消費エネルギーの最少化
製品アセスメントの評価観点


省資源リサイクル性向上
省資源のために商品の小型化・軽量化や部品数の削減を進めています。また、使用後の商品・部品のリサイクル化を図っています。リサイクル率を高めるには部品を材料ごとに分離・分別する必要があり、25g以上のプラスチック部品への材質名表示を義務づける一方、それ以下の軽量部品でも表示可能なものにはできるかぎり表示を行なっています。再生可能な材料の使用例としては、梱包用緩衝材に新聞古紙を原料としたパルプモールドの採用があります。軽量商品だけでなく、重量10kgを超える大型商品である液晶プロジェクタにまで使用範囲を広げました。
材料表示
プラスチック製品への材料表示

環境活動についてのご意見・ご質問などがございましたら、下記までお問い合わせください。
セイコーエプソン株式会社 地球環境室  E-mail
eco@exc.epson.co.jp


 
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