民話探偵 Edit

昨年末に発売された「大町民話かるた」には美麻地区の話も7つ紹介されています。
「かっこう鳥」(青具)、「猫檀家」(千見)、「生らずの李」(二重)、「赤岩大天狗」(青具)
「静の桜」(大塩)、「切明庄屋」(切明)「狼のとげ抜き」(千見・二重)

民話探偵は、民話の舞台となった場所や、地域の人の証言などから民話誕生の起源を推理してみようとするものです。

第1回目は、

す:李赤し 旅僧の血に 染まりしか 「生らずの李」(二重) Edit

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昔、今は人住まぬ場所に、欲張り者揃いの金持ちの家がありました。旅人が一夜の宿を乞うても金のありそうな者しか泊めませんでした。ある日大きな袋を背負った旅僧が門に立ちました。家中一番欲深な婆さんがこの袋に目を付け、泊めてもてなしてやり、夜更けて忍び寄り、斧で一撃のもとに殺害してしまいました。坊さんの袋を開けると真っ赤に熟れた李の実が詰まっていました。婆さんは村中狂い廻って死に、一家は不幸が続き、死に絶え、実の生らぬ李の木が付近に生えるようになりました。

という話です。

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