環境マーク
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ゼロエミッション
事業所環境負荷低減の取組み

緑 どこまで廃棄物を低減できるか、
あらゆる部門に厳しい目を注ぎます。

当社は、埋立ておよび焼却される廃棄物ゼロをめざした「ゼロエミッション活動」を進めています。この活動は、産業廃棄物と事業系一般廃棄物を対象とし、いずれも2010年には廃棄物ゼロを目標としています。 「ゼロエミッション活動」は、(1)製造プロセスの改善・改革などにより排出物を出さない。(2)排出物が出た場合は再資源化することを基本としています。この活動は、当社単独の活動としてではなく、関連する他企業と連携をとりながら協同で進めていきます。

 

産業廃棄物
産業廃棄物量は、売上げの増大と共に増えてきました。しかし、1995年から始まった本格的な廃棄物削減活動により、それ以降売上げが増大しているにもかかわらず製造プロセスからの排出量は横ばい、リサイクル量の増加により廃棄物量※は減少してきました。1998年度の廃棄物量は、前年度比28%削減しました。また、リサイクル率は52%に向上しました。1998年度の主な活動成果としては、廃プラスチックの廃棄物量削減約1050トン、汚泥の廃棄物量削減約380トンなどです。
※ 廃棄物量:焼却・埋立処分量。廃棄物量=排出量―リサイクル量
産業廃棄物

廃棄物ゼロのプラスチック部品製造

プラスチック部品の射出成形ではランナーが廃棄物として発生します。当社ではバルブ式ホットランナーによりランナーが発生しない成形方法を確立し拡大に努めています。しかし、技術が確立できていない小型精密プラスチック部品などについては、発生したランナーを粉砕し原材料に一定の割合で混合、再利用する製品設計、製造設計などにより、プラスチックの廃棄物ゼロを目指しています。
プラスチック ランナーレス製造装置
プラスチック ランナーレス製造装置

貴金属含有汚泥のマテリアルリサイクル

貴金属を含む排水処理汚泥は鉱山会社で金属回収し、残さ分は路盤材やセメント原料にリサイクルしています。
金属含有汚泥のリサイクル

プラスチック製薬品容器などのマテリアルリサイクル

プラスチック製薬品容器など、薬品の汚れやラベルが付着したものはそのまま利用することが難しいため、ラベルを剥がし洗浄した後に破砕を行ない高炉還元材として利用しています。

 

一般廃棄物
1998年度の排出量は、前年度とほぼ同量でした。リサイクル活動により、廃棄物量は前年度比22%削減し目標を達成できました。また、リサイクル量は前年度比18%増加し、リサイクル率は38%から48%に向上しました。主な活動として分別の徹底による紙類のリサイクルと生ゴミの肥料化・飼料化を行ないました。
一般廃棄物

紙の分別回収とリサイクル

事業活動により発生する紙類は上質紙、機密紙、古紙、新聞紙、ダンボール、雑誌と区別して全社で回収リサイクルを進めています。この活動は、木材約26000本の伐採を防いだことに相当します。

生ゴミのリサイクル

1998年度は21事業所のうち、8事業所に生ゴミ処理装置を導入、処理後の残さは肥料化されています。また、これ以外にも家畜の飼料としてリサイクルしている事業所もあります。これらの活動によるリサイクル量は年間約200トンに達する見込みです。

徹底した分別回収を実施
/徹底した分別回収を実施
食堂生ゴミのリサイクル
/食堂生ゴミのリサイクル

 

環境活動についてのご意見・ご質問などがございましたら、下記までお問い合わせください。
セイコーエプソン株式会社 地球環境室  E-mail
eco@exc.epson.co.jp


 
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