環境マーク
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省エネルギー
事業所環境負担低減の取組み

緑 エネルギーの実態をシビアに見つめ、
改善改革を速やかに実践します。

企業活動を通じて消費するエネルギーの増加は、そのままCO2の増加となって地球温暖化の進行につながります。当社は企業の成長と地球温暖化の防止を同時に実現すべく、エネルギー使用量を2010年度に90年度比20%削減という総量削減にチャレンジしています。これに伴い、エネルギー使用量を2000年度には97年度ベースで20%削減、2010年度には同60%削減という目標を掲げ、実現に向けて省エネ活動に取組んでいます。 国内の全事業所において、基礎設備系の省エネ化、生産設備系の省エネ化、室温・照度の見直しなどの省エネ活動を進めています。1998年度は前年度比エネルギー使用量+1.4%、売上高原単位もほぼ横ばいという結果でした。しかし、過去7年平均8.3%の伸び率が頭打ちになりました。今後エネルギー消費の大きい基礎設備系・生産設備系の省エネ活動成果のグループ内水平展開に力を入れていくとともに新エネルギーの導入やエネルギー生産性(省エネ・省スペース等)を一桁向上できる生産工場構想など将来を見据えた取組みにも力を注いでいきます。


生産基礎設備の省エネルギー

富士見事業所ではフリークーリングシステムを導入し、冷凍機の運転時間を短縮することで電力量を削減しています。
冬期(11月〜4月)の冷たい外気を利用して冷水を発生させるフリークーリングシステムは環境に配慮したクリーンな省エネ技術です。500冷凍トンの密閉型冷却塔を設置し、年間108万kWhの電力量を削減しました。

フリーク−リングシステム
フリーク−リングシステム
(富士見事業所)

エネルギー使用量推移


コージェネレーションシステムの導入

酒田事業所は、半導体工場に導入されたものとしては国内最大級の発電量18,000kWのコージェネレーションシステム(自家発電と同時に発生した熱を冷暖房用の熱源として有効利用するシステム)により、工場設備のエネルギー効率化を推進しています。

コージェネレーションシステム
コージェネレーションシステム(酒田事業所)


自動販売機の省エネ運転実施

当社の国内事業所に設置されている自動販売機は約500台を数えます。そのすべてで蛍光灯の消灯を実施。50万kWh/年の電力量を削減しました。また、社員の意識啓発を促すために「省エネ」シールや削減効果データを記入したシールをすべての自動販売機に貼付しました。

省エネステッカー省エネステッカー

省エネ運転自販機
省エネ運転


自然エネルギーを生かした温熱環境の実現

札幌デザインセンターでは、蓄熱を利用した空調システムを実現しました。コンクリートの熱容量の大きさを利用し、冬期は日中得られる太陽熱を内に取込み夏期や中間期は夜間の冷気を蓄熱し日中放熱させています。また、夏冷たく冬暖かい地中熱を室内に取込み、空調機に使用する電力量を削減しました。こうして年間を通し、温度変化の少ない環境を保っています。

札幌デザインセンター
札幌デザインセンター


エネルギー効率の高い装置の開発

東北エプソンでは省エネ・省スペースであり、かつ生産性向上・稼動率向上を可能にした射出成形システムを開発しました。従来機と比較して、エネルギー生産性4.8倍、スペース効率(体積比)12倍と徹底した効率化を図りました。

超小型射出成形システム
超小型射出成形システム

室温・照度基準の見直し

工場の基礎設備などの省エネ化を進める一方で、照明や室温といった社員一人ひとりの意識と行動による省エネ活動にも力を注いでいます。室温や照明の上限値を含む社内基準の再設定、場所や作業に応じた細部基準を設定しました。1998年度は照明設備の省エネルギー活動により、国内全事業所で約270万kWh/年の電力を削減しました。

室温管理啓発ポスター
室温管理啓発ポスター

環境活動についてのご意見・ご質問などがございましたら、下記までお問い合わせください。
セイコーエプソン株式会社 地球環境室  E-mail
eco@exc.epson.co.jp


 
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